gihodo shuppan
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書籍詳細
 
重防食塗装
〜 防食原理から設計・施工・維持管理まで 〜
日本鋼構造協会編
B5・326頁 / 7020円
発行年月日 : 2012年2月
ISBN : 978-4-7655-1791-1
 

内容紹介
これまで海上長大橋に限られていた重防食塗装の運用が,一般の鋼製橋,タンク,鉄塔等の社会基盤の長寿命化を目的として広がりつつある。本書は,重防食塗装の防食機能を明確にしたうえで,その性能を確実にするための施工の留意点と施工管理を整理し,その後の適切な維持管理方法についてとりまとめた技術書で,環境問題やコスト削減等今後の展開にも触れている。社会基盤の管理者,鋼構造物制作者や塗装施工者,防食コンサルタント等,維持管理に関わる技術者必携の書である。
 
目次
第1章 鋼材の腐食と防食
1.1 鋼材の腐食
1.1.1 腐食
1.1.2 腐食の分類と形態
 (1)異種金属接触腐食 (2)隙間腐食 (3)孔食 (4)応力腐食割れ (5)腐食疲労 (6)粒界腐食 (7)その他の腐食
1.1.3 腐食と環境
 (1)大気環境 (2)淡水環境 (3)海洋環境 (4)土壌環境
1.2 鋼材の防食
1.2.1 鋼構造物の防食法
 (1)塗装 (2)厚膜被覆 (3)溶融めっき (4)金属溶射 (5)耐食性金属被覆 (6)耐食性金属材料 (7)電気防食 (8)環境制御
1.3 鋼構造物塗装
1.3.1 鋼構造物用防食塗料の変遷
1.3.2 塗装系の変遷
1.3.3 重防食塗装の適用

第2章 重防食塗装
2.1 社会基盤ストックの現状と課題
2.2 重防食塗装の定義
2.2.1 重防食塗装の適用環境
2.2.2 重防食塗装の定義
2.3 重防食塗装の機能
2.3.1 重防食塗装の機能と構成
2.3.2 防食下地
 (1)ジンクリッチペイント (2)溶融亜鉛めっき層 (3)金属溶射皮膜
2.3.3 中塗,下塗塗膜
2.3.4 上塗塗膜
 (1)劣化メカニズム (2)耐候性を保持する技術
2.4 重防食塗装系の耐久性と期待耐用年数
2.4.1 重防食塗装系の耐久性
 (1)防食性 (2)耐候性 (3)その他
2.4.2 重防食塗装系の期待耐用年数
2.5 塗料
2.5.1 プライマー
2.5.2 防食下地
 (1)無機ジンクリッチペイント (2)有機ジンクリッチペイント
2.5.3 ミストコート
2.5.4 下塗塗料
 (1)エポキシ樹脂塗料下塗 (2)変性エポキシ樹脂塗料下塗 (3)超厚膜形エポキシ樹脂塗料下塗 (4)ガラスフレーク含有塗料
2.5.5 中塗塗料
2.5.6 上塗塗料
2.5.7 弱溶剤形塗料

第3章 防食設計
3.1 構造や環境が腐食に及ぼす影響
3.1.1 桁端部
3.1.2 道路線形や構造形式が腐食に及ぼす影響
3.1.3 同一構造物内の腐食環境の違い
3.2 構造設計
3.2.1 膜厚がつきにくい部位
3.2.2 水仕舞い
3.2.3 作業空間
3.2.4 付属施設
3.3 重防食塗装仕様
3.3.1 新設鋼橋の塗装仕様
 (1)鋼道路橋 (2)鋼鉄道橋 (3)溶融亜鉛めっきを適用した鋼橋 (4)金属溶射を適用した鋼橋
3.3.2 塗替鋼橋の塗装仕様
 (1)鋼道路橋 (2)鋼鉄道橋
3.3.3 その他の鋼構造物の塗装仕様
 (1)鉄塔 (2)鉄骨 (3)鋼製煙突
3.4 重防食塗装のLCC
3.4.1 LCCの試算
3.4.2 100年間のLCC8
 (1)各塗装系の積算単価と期待耐用年数 (2)塗装系の設定 (3) LCC低減効果

第4章 施工および施工管理
4.1 施工
4.1.1 重防食塗装の塗装工程
4.1.2 素地調整法
 (1)ブラスト処理工法 (2)機械工具処理工法 (3)塗膜剥離剤工法
4.1.3 塗装方法
 (1)塗装法の種類と特徴 (2)重防食塗装に用いる塗装 (3)現場用機械塗装
4.2 施工管理
4.2.1 施工管理項目
4.2.2 素地調整の管理
 (1)素地調整の規格 (2)除錆度および表面粗さ (3)素地調整施工時の留意事項
4.2.3 塗装の管理
 (1)塗料の準備 (2)塗装施工 (3)塗装環境
4.3 塗膜変状(塗膜欠陥)
4.3.1 塗装時または塗装直後に発生する塗膜変状
4.3.2 塗装後比較的短期間に発生する塗膜変状
4.3.3 塗膜の耐久性低下による塗膜変状
4.3.4 塗膜変状の事例
 (1)塗装時または塗装直後に発生する塗膜変状事例 (2)塗装後比較的短期間に発生する塗膜変状事例 (3)塗膜の耐久性低下による塗膜変状事例
4.4 安全・衛生管理
4.4.1 火気に関する注意
4.4.2 有機溶剤の摂取や中毒に関する注意
4.4.3 安全衛生管理に関わる法規制
4.4.4 重防食塗装に関わる廃棄物の分類と対応
 (1)塗装における主要な産業廃棄物 (2)産業廃棄物の最終処理とマニュフェスト制度
4.4.5 騒音規制
4.4.6 粉塵対策
4.4.7 臭気対策

第5章 重防食塗装の維持管理
5.1 維持管理の重要性
5.2 点検と調査
5.2.1 塗膜点検・調査の種類
5.2.2 点検方法と評価
 (1)重防食塗膜の劣化形態 (2)重防食塗膜の点検方法 (3)重防食塗膜の評価
5.3 重防食塗膜の塗替方式
5.3.1 局部補修塗装
5.3.2 部分塗替塗装
5.3.3 全面塗替塗装
5.4 点検結果のデータベース化
5.5 本州四国連絡橋における重防食塗膜の維持管理事例
5.5.1 塗替塗装の基本方針
5.5.2 塗膜点検
 (1)塗膜基本点検 (2)塗膜評点点検 (3)定点塗膜調査
5.5.3 塗替塗装時期の判定
5.5.4 重防食塗装の塗替塗装方法
 (1)局部補修塗装 (2)部分塗替塗装 (3)全面塗替塗装
5.5.5 塗替塗装工事
 (1)施工体制 (2)塗替塗装仕様 (3)塗替塗装前の塗膜調査 (4)素地調整および付着塩分除去 (5)塗膜厚管理 (6)塗膜の付着性試験 (7)塗装足場

第6章 重防食塗装の耐久性評価試験
6.1 耐久性試験とその特徴
6.2 標準的な暴露試験
6.2.1 暴露環境
6.2.2 暴露試験の規格
6.2.3 標準的な暴露試験場
6.3 実環境における暴露試験
6.3.1 大気環境における暴露試験
 (1)土木研究所 (2)その他
6.3.2 海洋環境における暴露試験
 (1)土木研究所 (2)港湾空港技術研究所 (3)鋼管杭・鋼矢板技術協会 (4)鉄鋼会社
6.3.3 実鋼構造物での塗装試験
 (1)土木研究所 (2)鉄道総合技術研究所 (3)その他
6.3.4 実鋼構造物での塗膜実態調査
 (1)土木研究所 (2)鉄道総合技術研究所 (3)本州四国連絡高速道路 (4)その他
6.4 促進劣化試験
6.4.1 促進耐候性試験
6.4.2 促進腐食試験
6.4.3 複合サイクル促進腐食試験
 (1)ISO(国際標準化機構)規格試験 (2)土木研究所式複合環境腐食促進試験 (3)鉄道総合技術研究所式複合サイクル試験
6.5 現地塗膜調査
6.5.1 目視調査
6.5.2 計器調査
 (1)光沢度測定 (2)色差測定 (3)付着性 (4)膜厚測定 (5)ピンホール検査 (6)画像解析 (7)付着塩分量測定
6.5.3 分析調査
 (1)腐食原因物質の定量分析 (2)塗膜と鋼材の表面と内部の分析 (3)形状分析 (4)その他の分析
6.5.4 環境計測
 (1)腐食環境因子の計測 (2)大気汚染因子の計測 (3)気象因子の計測 (4)構造因子の計測
6.6 塗膜の性能評価試験
6.6.1 塗膜の機械的性質
6.6.2 塗膜の化学的性質
6.6.3 塗膜の長期耐久性
6.6.4 塗装した鋼材の電気化学的測定

第7章 重防食塗料の今後の展開
7.1 水性塗料
7.2 無溶剤形塗料
7.3 低溶剤形塗料
7.4 無機系塗料
7.5 寒冷地用塗料
7.6 中塗上塗兼用・下塗上塗兼用塗料
7.7 新しいふっ素樹脂塗料
7.7.1 厚膜形ふっ素樹脂塗料
7.7.2 シロキサン架橋形ふっ素樹脂塗料
7.7.3 高耐久性ふっ素樹脂塗料
7.8 省検査形膜厚制御塗料
7.9 その他
 (1)貼る塗料 (2)防食テープ (3)スプレー缶塗料 (4)送電鉄塔補修専用塗料 (5)光触媒塗料

資料1 鋼道路橋の部分塗替え塗装要領(案)
資料2 道路橋の予防保全に向けた提言
資料3 参考文献
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