| |
| プレストレスト・コンクリート建設業協会編 |
A5・192頁 / 3080円
発行年月日 : 2004年6月
ISBN : 4-7655-1666-0 |
|
|
 |
|
土木研究所，日本鉄鋼連盟，PC建協，土木研究センターの共同研究として1984年から駿河湾大井川沖で実施されている「海洋構造物の耐久性向上技術に関する研究」の成果をはじめ，防食に関する最新の知見を，関係技術者や学生諸氏のために解説．Q&A形式の解説は，塩害の経緯，劣化要因とメカニズム，損傷と構造物の性能，耐久性向上技術，維持管理技術，などのテーマに分類．関連知識を解説した7つのコラム（Tea Time）も設けた。日本鉄鋼連盟編「海洋鋼構造物の防食Ｑ＆Ａ」の姉妹書．
|
|
|
 |
第1章 塩害の経緯
Q01 コンクリート構造物の歴史について教えて下さい．
Q02 コンクリート構造物の塩害が問題とされてきた経緯について教えて下さい．
Q03 塩害がなぜ社会的に大きな関心を呼ぶことになったのですか．
Q04 塩害以外にもコンクリート構造物を劣化させる要因にはどのようなものがありますか．
第2章 劣化要因とそのメカニズム
Q05 海中コンクリート構造物の塩害について教えて下さい．
Q06 コンクリート構造物は塩害によってどうして劣化するのですか．
Q07 飛来塩分がどのようなプロセスでコンクリート構造物へ浸入するのか教えて下さい．
Q08 塩分規制の変遷について教えて下さい．
・Tea Time 1 マクロセル腐食
・Tea Time 2 塩化物イオン
・Tea Time 3 拡散
・Tea Time 4 海外における塩分規制
Q09 中性化がコンクリート構造物を劣化させる理由は何か教えて下さい．
Q10 アルカリ骨材反応によるコンクリートの劣化とはどのような現象ですか．
Q11 寒冷地特有のコンクリート構造物の劣化について教えて下さい．
Q12 疲労に及ぼす環境条件の影響はありますか．
Q13 海水中の構造物では塩化物イオン以外にも劣化要因はありますか．
Q14 複合劣化について教えて下さい．
第3章 塩害による損傷と構造物の性能
Q15 塩害によってコンクリート構造物はどのような損傷を受けますか．
・Tea Time 5 PC 鋼材の腐食
Q16 コンクリート構造物の劣化を調査する手法はありますか．
Q17 劣化したコンクリート構造物の性能はどのようになりますか．
Q18 劣化したコンクリート構造物の耐久性を確保するためにはどのようにすればよいですか．
第4章 新設構造物の耐久性向上技術
Q19 海洋環境下にコンクリート構造物を建設する場合の留意点を教えて下さい．
Q20 コンクリート構造物の塩害とコンクリートの配合との関係を教えて下さい．
Q21 水セメント比を低下させることによってなぜコンクリートは密実になり耐久性が向上するのか教えて下さい．
Q22 コンクリートは水セメント比を低下させること以外にも耐久性を向上させる方法がありますか．
Q23 施工の良否に左右されず，信頼性の高いコンクリートを製造，打設できますか．
Q24 防錆処理を施した鉄筋やPC 鋼材について教えて下さい．
Q25 PC 鋼材定着部やシースの防錆について教えて下さい．
Q26 錆びない補強材はありますか．
Q27 錆びた鉄筋を構造物の建設に使用したり，断面補修時に鉄筋を除錆せず補修してもよいのですか．
Q28 橋の形状や種類によって塩害による損傷程度が変わるのですか．
Q29 かぶりやひび割れは塩害劣化とどのような関係があるのですか．
Q30 コンクリートの耐久性照査とはどのようなことを照査するか教えて下さい．
Q31 海洋環境下でのコンクリート打設と養生について，特に注意する点を教えて下さい．
第5章 既設構造物の耐久性向上技術
Q32 塩害を受けたコンクリート構造物の補修・補強工法について教えて下さい．
Q33 ひび割れ補修について教えて下さい．
Q34 コンクリート表面被覆について教えて下さい．
Q35 断面修復について教えて下さい．
Q36 連続繊維シートを用いたコンクリート構造物の補強方法について教えて下さい．
Q37 代表的な電気化学的補修の方法について教えて下さい．
Q38 補修することで，構造物は建設当初と同じ，またはそれ以上の遮塩性能を付与させることができるのですか．また，補修した後に再劣化することがあるのですか．
第6章 維持管理技術
Q39 構造物を延命させるための手法について教えて下さい．
Q40 塩害による劣化予測をどのように行うのか教えて下さい．
Q41 塩分浸透量の予測は具体的にどのように行うのか教えて下さい．
Q42 コンクリート構造物における維持管理の実際(方法)について教えて下さい．
・Tea Time 6 耐用期間と供用期間
Q43 構造物の性能を評価するためにはどのような点検方法があるのか教えて下さい．
Q44 耐久性を高めるための最新の(診断)技術について教えて下さい．
Q45 ライフサイクルコストとは何か教えて下さい．
Q46 橋梁マネジメントシステムについて教えて下さい．
・Tea Time 7 建設産業における環境問題，資源問題に対するリサイクルの取り組み
第7章 海洋構造物の将来
Q47 現在の技術を採用することで耐久性に優れた構造物になるのか教えて下さい．
Q48 既設構造物をいかに継承していくべきか教えて下さい．
Q49 今後，新しく建設する構造物とはどうあるべきか教えて下さい．
|
|
|
